テロ(テロリズム)
2001年9月11日の米国同時多発テロとそれに対する米国のアフガニスタン攻撃以降、世界中でテロ攻撃の危険性が高まっています。2005年にはロンドンで同時爆破テロ、2008年にはムンバイで同時多発テロがありました。
米国の同時多発テロで世界貿易センタービルが崩壊したとき、多くの企業が事業を継続するために必要な機能を失い、業務を再開するまでに多くの時間を要しました。そうした中で,いち早く業務機能を復旧させたのが証券会社のリーマンブラザーズでした。同社は世界貿易センタービルに多くの重要な機能を置いていたにもかかわらず、テロから6日後の株式市場再開までには機能を復旧させていました。
リーマンブラザーズがこのようにいち早く復旧できたのは、周到に用意されたBCPがあったからです。同社は世界貿易センタービルに置いているシステムやデータのバックアップを離れた場所で取っていました。このためデータを失うことがなく、機能をスムーズに移転させることができたのです。また、緊急時の連絡体制や復旧体制をあらかじめ決めていたため、情報の混乱や指揮命令系統の乱れも少なくてすんだのです。
このように、あらかじめオフィスやデータ、人員のバックアップを用意しておくことや、緊急時の体制を決めておくことがBCPの基本です。これによって、BCPの目的である事業の早期復旧が可能になるのです。